Camp Outdoor Life

初心者夫婦が全部自分の道具で挑んだ、初めてのデイキャンプ【浦安市総合公園】

初心者夫婦が自分の道具だけでデイキャンプに行った話。

TORAMII で初キャンプをしてから2週間。あの日の帰り道に「次、いつ行く?」と言った2人は、すぐに道具を揃え始めた。テント焚き火台バーナーにテーブル。気づけば合計5万円を超えていた。

買ったからには使いたい。でも、いきなりキャンプ場を予約して1泊するのはまだ早い気がした。テントをちゃんと建てられるのか、火はおこせるのか。TORAMIIではスタッフさんに助けてもらって成立した部分が大きい。自分たちだけで全部できるのか、自信がなかった。

まず、デイキャンプで試してみよう。

浦安市総合公園 — 家から近い、という安心感

場所は浦安市総合公園のデイキャンプ場にした。

選んだ理由は単純で、家から近い。初めて自分たちだけでやるキャンプだから、何かあってもすぐ帰れる距離がよかった。

「テント建てられなかったらどうする?」と聞いたら、妻は「帰ればいいじゃん」と即答した。それもそうか。失敗しても車で帰るだけ。この気楽さが、近場を選んだ最大の理由だった。

予約は電話。公園の管理事務所に電話して、日付と人数を伝えるだけだった。

テントを自分たちだけで建てた

サイトに着いて、荷物を降ろす。まずはテントの設営から。

TORAMIIで使ったSnow Peakテントの「ポール地獄」がまだ記憶に残っている。何本もポールが出てきて、どれがどこに通るかわからなくて、結局スタッフさんに助けてもらった。あの経験があったから、Naturehike Village6.0を選んだときの一番の基準は「自分たちで建てられるか」だった。

実際にやってみると、少しだけ苦戦した。インナーテントを広げる向きとか、ペグ(テントを地面に固定する金属の杭)を打つ順番とか。YouTubeで予習はしたけど、現場でやると動画の通りにはいかない場面がある。

ただ、TORAMIIのポール地獄を思えば格段にスムーズだった。Village6.0はポールの本数が少なくて構造もシンプルなので、迷う場面が少ない。20分くらいでテントの形になった。

テントの入口部分の幕(キャノピー)をポールで跳ね上げて、ひさしのようにする。その下にチェアとIGTテーブルを並べる。日差しを遮れるリビング空間ができた。

キャノピーの下にチェアとテーブルを並べたリビング空間

TORAMIIではスタッフさんが横にいてくれた。わからないことがあればすぐ聞けた。今回はそれがない。でも、自分たちだけで建てた。「体験させてもらった」TORAMIIと、「自分たちのキャンプをした」今回は、なんだか全然違う達成感があった。

前日から始まっていたBBQ

今回のキャンプ飯はサムギョプサル。

前日の夜から仕込みをしていた。肉を切って、タレを準備して、レタスやキムチを小分けにしてタッパーに詰める。「キャンプの準備って、前日から楽しいね」と妻が言った。TORAMIIは手ぶらプランだったから、この「前日に準備する」という工程自体が初めてだった。

現地では焚き火台の上にマルチグリドルを載せて調理開始。サムギョプサルをグリドルの上で焼いて、レタスに巻いて食べる。外で食べる焼肉は家の何倍も良い。

焚き火台の上のマルチグリドルで肉を焼いている様子マルチグリドルで焼いたサムギョプサルをレタスで巻いたところ

大好物のコリコリ(大動脈)も持ってきた。マルチグリドルで焼いて外で食べると格別だった。手羽中とネギの炒めも作った。グリドル1枚でこれだけ色々できるのかと驚いた。

ただ、振り返ると、デイキャンプの限られた時間の中で料理に手間をかけすぎたかもしれない。設営と片付けだけでもそれなりに時間がかかるのに、前日仕込みのBBQまで持ち込むと、のんびりする時間が削られる。美味しかったのは間違いないけど、「次はもう少し手軽でもいいかも」という気持ちが残った。

(この「手軽でいい」という感覚が、3回目の冷凍食品キャンプ飯につながっていく。)

外で淹れるコーヒーが、こんなに楽しいとは

食後、妻が「コーヒー淹れようよ」と言った。

もともとコーヒーを自分で淹れる習慣はなかった。家ではインスタントで十分だと思っていた。妻が「次のキャンプでコーヒー淹れてみない?」と提案して、KALDIでドリッパーとコーヒー粉を買ってきたのだ。ドリッパーは462円のコーヒードリッパー102。道具というほどの出費でもない。

IGTテーブルに組み込んだST-310でお湯を沸かす。ポットからドリッパーにゆっくりお湯を注ぐ。コーヒー粉がふわっと膨らんで、下のカップに落ちていく。

IGTテーブルに埋め込んだバーナーの上にステンレス製コーヒーポット

ただそれだけの作業なのに、やたらと楽しい。

こだわりの豆を使ったわけでもない。KALDIの粉を安いドリッパーで落としただけ。でも、外の空気の中でこの一連の動作をやると、コーヒーを淹れる行為そのものが楽しくなる。家では絶対にやらない「ドリップ」を、外だとやりたくなる。

「作る過程が楽しい」。キャンプ飯もそうだけど、コーヒーでその感覚がより強かった。料理は結果(味)を求めて作るけど、コーヒーは過程を楽しむために淹れている。少なくとも自分たちにとってはそうだった。

妻の「淹れてみない?」という提案がなかったら、たぶん外でコーヒーを淹れることは一生なかった。(この体験をきっかけに、コーヒー道具を掘り下げた記事を書くことになる。)

夕暮れのキャンプ場で焚き火台に燃える炎

「自分たちでできる」がわかった日

撤収して車に荷物を積み込むまで、ほぼ丸一日かかった。

設営と片付けに想像以上の時間を取られた。テントを畳む順番にまだ迷いがあるし、焚き火台の灰処理、ゴミをまとめて持ち帰る準備、テーブルの分解、車への積み込み。全部に時間がかかる。デイキャンプの時間内に設営・調理・焚き火・撤収を全部収めるには、もっと段取りを覚える必要がある。これは回数を重ねて慣れるしかない。

それでも、この日の収穫は大きかった。

TORAMIIでは「キャンプって楽しい」を知った。浦安では「自分たちだけでキャンプができる」と分かった。スタッフに頼らずテントを建てて、火をおこして、料理を作って、コーヒーを淹れて、全部片付けて帰ってきた。

次のステップは泊まりキャンプだ。ただ、そのためには寝具が足りない。テントは買ったけど寝袋とマットは持っていない。妻は「暖かくなってからでよくない?」と言っている。1月に泊まりキャンプをやる勇気はまだない。

デイキャンプならこの装備で十分だと分かった。次はもう少し設営を手早くして、食事は手軽にして、その分ゆっくり過ごせるデイキャンプにしたい。

今回お世話になったデイキャンプ場

項目内容
施設名浦安市総合公園デイキャンプ場
所在地千葉県浦安市明海7丁目2
利用時間9:00〜16:30
利用料金市内: ¥800 / 市外: ¥1,600(1区画)
設備炊事場(流し台・調理台)、炭捨て場
公式情報浦安市公式サイト