キャンプを始めたいけど、道具を揃えるのにいくらかかるのか分からない。ネットで調べると「初期費用10万円」と書いてあるサイトもあれば、「3万円で始められる」というブログもある。結局いくらなの。
我が家は2025年末に初キャンプをしてから、3ヶ月かけて少しずつ道具を揃えてきた。デイキャンプを4回やった時点で、実際に使った金額を全部並べてみることにした。
結論から言うと、デイキャンプの道具一式で累計約6万円。テント、焚き火道具、調理器具、細々した小物まで含めた金額がこれ。寝袋やマットはまだ買っていないから、泊まりキャンプを始めるなら追加で1〜2万円かかる。
どの順番で、何にいくら使ったか
一気に揃えたわけじゃない。キャンプに行くたびに「あれが足りない」「これがほしい」と追加していった。買った順に振り返る。
テント一式 — 約2万円
最初にして最大の買い物。テントを選んだ話は別の記事に書いたけど、Naturehike の Village6.0 を Amazon のセールで約1万5千円で購入した。通常2万5千円前後だから、タイミングに助けられた。
| アイテム | 金額 |
|---|---|
| Naturehike Village6.0(セール価格) | 約15,000円 |
| テントシート | 約3,000円 |
| キャノピーポール | 約2,500円 |
| 小計 | 約20,500円 |
正直、テントだけで2万円は痛かった。初キャンプはTORAMIIで手ぶらレンタル14,000円だったから、「テント買うよりレンタルのほうが安い」という計算も頭をよぎった。でもレンタルは毎回かかる。自分のテントなら2回行けば元が取れる。
妻がテントシートとキャノピーポールも調べて提案してくれた。「これも買っていいかな」と。テントだけだと使えなくはないけど、地面からの湿気対策と日除けは必要。このあたりは妻のリサーチ力に感謝。
Naturehike Village6.0 ワンタッチテント 第二世代
焚き火道具 — 約7,500円
テントの次に揃えたのが焚き火道具。Snow Peak の焚火台に憧れたけど16,000円。さすがにテントで2万円使った直後に焚き火台だけで1万6千円は出せない。
| アイテム | 金額 |
|---|---|
| 焚き火台(3千円台の折りたたみ式) | 約3,500円 |
| 焚き火シート | 約1,500円 |
| 耐熱グローブ | 約2,000円 |
| 小計 | 約7,000円 |
「3千円台の焚き火台で大丈夫なの?」と最初は不安だったけど、4回使って問題なし。焚き火シートとグローブは安全のために必須。特にグローブは、焚き火だけじゃなく飯盒を掴むときにも使っている。
調理器具とテーブル — 約3万円
一番お金がかかったカテゴリ。ここで妻に「また?」と言われた。
| アイテム | 金額 |
|---|---|
| SOTO ST-310(バーナー) | 約6,000円 |
| マルチグリドル | 約5,000円 |
| IGTテーブル+グリル天板 | 約16,000円 |
| コーヒーポット | 約3,000円 |
| 小計 | 約30,000円 |
テーブルだけで1万6千円。妻は「折りたたみテーブルなら3千円であるけど」と言った。でもIGTテーブルはバーナーを天板に埋め込めるから、調理スペースと食事スペースが一体化する。狭いサイトでは特に便利。結果的にこれは買ってよかった。
バーナーは「イワタニのカセットコンロでよくない?」と妻。家にあるカセットコンロを持っていく案も合理的ではあったけど、風に弱いし大きい。ST-310は畳むと手のひらサイズ。ここは自分が押し切った。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
後から追加した小物 — 約3,000円
デイキャンプを重ねるうちに、ちょこちょこ追加したもの。
| アイテム | 金額 |
|---|---|
| キャプテンスタッグ 兵式飯盒 | 約2,000円 |
| KALDI ドリッパー+コーヒー粉 | 約1,000円 |
| 小計 | 約3,000円 |
飯盒は2,000円。5万円以上道具を揃えた後だと、2千円が安く感じる。金銭感覚が麻痺してきている自覚はある。
コーヒーは妻の提案。KALDIでドリッパーとコーヒー粉を買ってきた。462円のプラスチックドリッパーで十分美味しかった。
累計6万円の内訳
| カテゴリ | 金額 | 割合 |
|---|---|---|
| テント一式 | 約20,500円 | 34% |
| 調理器具・テーブル | 約30,000円 | 49% |
| 焚き火道具 | 約7,000円 | 12% |
| 小物(飯盒・コーヒー) | 約3,000円 | 5% |
| 合計 | 約60,500円 | 100% |
半分近くが調理器具とテーブル。ここを削れば4万円以内に収まる計算だけど、外で料理するのがキャンプの醍醐味だから、削りたくないカテゴリでもある。
ネットで見かける「初期費用10万円」という数字は、寝袋やマット、ランタン、タープなども含めた金額だろう。我が家はまだ泊まりキャンプをしていないから、寝袋とマットが未購入。泊まりを始めたら、そこでまた1〜2万円は上乗せされるはず。
まだ買っていないもの
6万円は「デイキャンプの道具を一通り揃えた」段階の金額。以下はまだ手をつけていない。
- 寝袋・マット: 泊まりキャンプを始めるときに購入予定。調べてはいるけど、まだ実際に泊まりに行っていないから保留中。ここで1〜2万円
- タープ: テントのキャノピーで何とかなっているけど、雨の日は心許ない。1万円前後
- ランタン: スマホのライトでごまかしている。泊まりキャンプなら必須。3千円〜
- 焚き火用の服: 春キャンプの服装を調べたときに難燃素材のアウターを検討中。3千〜5千円
全部揃えたら10万円は超えるだろう。
振り返って思うこと
3ヶ月かけて6万円。月に2万円のペース。一括で「10万円出して」と言われたら躊躇するけど、キャンプに行くたびに少しずつ足していったから、そこまでの痛みは感じなかった。
買う順番も悪くなかったと思う。テント → 焚き火道具 → 調理器具。最低限の居場所を作って、火を使えるようにして、料理の幅を広げる。持ち物リストで書いたように、「何をしたいか」で必要な道具は変わる。
唯一の後悔は、テーブルに1万6千円を使ったこと。IGTテーブルは便利だし買ってよかったけど、初心者が最初に買う道具じゃなかったかもしれない。最初は3千円の折りたたみテーブルで十分だった。そこで浮いた1万3千円で寝袋が買えた。
でも「あのとき3千円のテーブルにしていたら」と考えたところで、結局いつかはIGTテーブルがほしくなったと思う。妻は「使い勝手がいいんだから、いいじゃん」と言っている。
これからキャンプ道具を揃える人に伝えられることがあるとすれば、「全部一度に買わなくていい」ということ。テントだけ買って、あとは家にあるもので最初の1回に行ってみる。足りないものはそこで分かる。我が家も最初は手ぶらキャンプから始めた。